「だああああ、もう!」



 ―― 一月三日、その、夕方のこと。
 律はそう叫び、天を仰ぎ、そして頭を抱え、机に突っ伏した。

 まるで、漫画のような行動。だが、それは故なくしてのことではない。


「……わっかんねー……」


 律の部屋、ちゃぶ台の上には、赤色の表紙を持つ、英語の過去問集が広げられていた。だけではなく、所狭しとノートや単語帳が置かれ、その他教科の過去問集が積み上げられてもいる。高校三年の冬。田井中律は今当に、受験勉強の真っ只中にあるのだった。

「……あー、もー……」

 そも、律が本格的に大学受験を志したのはつい最近のことである。志望、進路という見地に於いては漫然と、しっかりと決めないままに日々を過ごしていた彼女は、しかし、ある目的のために奮起するに到った。


 ――――そう。

 彼女の、愛すべき仲間――親友達と、大学でも空間を共有し、同じ時間を過ごす。

 即ち、今年受験を迎える、桜ヶ丘高校軽音部の四人が、揃って同じ大学に進むこと。  そのために、彼女は、柄でもない受験勉強に本気になって取り組んでいるのだった。


 だが、現実はそうそう甘くない。律の成績は、高校ではそう悪いほうではなく――むしろ、良い部類に入るほどのものだった。

 しかし、それも、直前のテスト対策が効を奏しての結果に過ぎない。確かに定期テストでは、それでいいかもしれない――が、大学受験は、学校の定期試験とはわけが違うのである。高校で習う遍く全ての内容が出題範囲になる以上、自然、付け焼刃でない体系的な知識が求められる。

 それゆえ、本格的に大学を志すのが遅かった彼女にとって、受験勉強は予想外の困難であった。こと、勉強という点においては、喉元過ぎれば熱さ忘れるを地で行くのが律であったのだ。それぞれの教科で記憶の彼方に亡失した知識はかなりの量に上り、その度に己の不備を嘆くのだが――――時、既に遅し、というわけだった。


「無理無理、ぜーったい無理! こんな並び替えわかるわけないじゃん……ほんっと、意地が悪いっていうかさー。英文なんてフツーに読めればいーじゃんかよー……、っと……」

 頭から煙を吹く。それはきっとこんな時の表現に違いない。律がそんなことを頭に浮かべた瞬間、机上に置いてある携帯が鳴った。

「澪、か」

 メールの差出人は、秋山澪。共に同じ大学を目指す仲ではある、が、澪はもともとしっかり勉強するタイプだ。明らかに、律よりは合格圏内に近いはずであり、あとは本番の緊張くらいが課題だろう――と、彼女はそんな風に分析していた。

 さて、どんな要件か。題名は「RE:」としかなく、明らかに無題のメールに返信したものであることが分かるのだが……

「って、おい」

 律はメールを開き、文面を確認すると、思わず周囲を見回した。


「つまずいても先に進むしかないぞ」


 ……と。
 メールには、一文だけ、そう書いてあったのだ。

 さて。どこか、監視カメラでも置いていったか? 完全に図ったようなタイミングである。まるで、ここで律が慨嘆し、憔悴しているのを直に眺めているかのような――

「……ま、んなわけないけど」

 律は携帯をスライドさせると、元の場所に置き、再び鉛筆を取った。
 言われるまでも無い。受験勉強を始めるのが遅かった以上、きちんと勉強していた澪や紬に追いつくためには、通常の倍どころではない努力が要る。

 その覚悟は、もう出来ている。
 ……もっと。いや、ずっと一緒に居たい――と、そう思える仲間が居るから。

「っしゃ!」

 高校の三年だけじゃ、勿体ない。その先だって、あって悪い筈が無い。
 もしかしたら、梓だって来るかもしれないし……その時、自分が受験生では先輩としての立場も無い。

「気合い入れて、やるぞーーーー!!!!」

 ペン回しをひとつ、鉛筆を握り直し、律は再び英語の問題集に挑みかかった。
 本気になった田井中律を、見せてやる――そんな気概を、胸に秘めながら。









「……ん?」


 机に置いてあった携帯の振動に気付き、自室で勉強していた澪は手を止めた。

 一月六日。去年までであれば、そろそろ冬休みが終わり、久々の学校が近い、と意識していただろう時期。しかし、高校三年生はその感覚とは無縁である。センター試験、そして私大受験の開始を目前に控え、更なる集中を以て勉強に挑むべき時期。無論、再び仲間の集う学校に行くのは楽しみではあるが、「休み」という意識は全くない。


 ……そんな日付と共に、「メール着信」の文字が液晶に映っている。


「二時間、か」

 携帯の時刻表示は、澪が古文の答練をはじめてから二時間が経っていることを告げていた。15時10分。恐らく、着信がなければ、時間の経過にも気付かず解き続けていたに違いない。

 メールのおかげで集中は切れたが、ただ、悪くはない。あまり根を詰めてもいけないしな、と、澪は苦笑しながら携帯を開く。

 差出人は、律。題名の欄は「Re:RE:」。無題のメールに返信したのだろう。そういえば、と、澪は思い出す。他愛ないやり取りでも、律と澪はだいたい毎日メールをしあう仲である。それが、ここ二日ばかり、ぱたりと止まっていたのだ。勉強に集中しているのだろう、くらいにしか考えていなかったが……さて。

「……また、急だな」

 ふっ、と、澪は笑みを漏らす。文面は、いかにも律らしい。どうやら、古文で音を上げた模様。「読み方教えて〜」と、助けを求める内容だった。
 澪は早速、承諾の文面を打つ。もとより、受験勉強のサポートは出来得る限りするつもりなのだ。今までもそうしてきたし、今度だって同じ。……というか、申し出が遅いくらいでさえある。

「仕方ない」

 と、言いつつ、気分が悪かろう筈も無い。ちょうどいい気分転換にもなる。澪は、椅子から立ち上がり、部屋を出た。


 紅茶と、菓子くらいは用意しておいてやるか、と。


 ――結局。どこまで行っても、澪は律に甘いのである。少しは厳しく言わないとな、と、思いつつも……。








「……よう、みおー……」
「ひっ!?」


 そして、二十数分後。
 玄関で目撃した、見慣れた筈の親友の顔に、澪は衝撃を受けていた。


「り、律……か? お前……どうしたんだよ、その顔」
「かお? ……なんか、おかしい?」
「いや、やつれすぎだろ!? くま出来てるぞ、目!」
「え、そっかなー……」

 自覚はしていない、らしい。少なくとも、澪はそう判断した。
 何が、彼女にそんな表情をさせているか分からないが、とにかく、律は明らかに「やつれて」いた。……その顔を見た澪が、一瞬恐怖し、あとずさるほどに。顔色に生気は無く、眼にはくまが出来ているし、その眼にも水分が足りていない。

 たとえるならば、――幽鬼、か。


「……一体、何があった?」
「いや、……別に……勉強してただけ、だけど」
「勉強だけ……? それで、なんでそんな……って、まさか、律」
「んー?」

 勉強、していた、だけ。

 そのフレーズは、受験生の発言として特に奇異なものではない――が、しかし。


 仮に、それが「文字通りの意味」であれば、どうか?


 本当に……勉強「だけしか」していない、なら、説明がつく。
 つまり……この、律の様子は……

「……おい」
「どしたー……?」
「昨日、寝たか?」
「ん、あー……そうだなー……覚えてない……」

 律はゾンビのような足取りで靴を脱ぎ、綺麗に揃え、玄関に上がりながらそう呟いた。寝たことを、覚えていない……それは、明確に「寝た」という記憶がない、ということか。

 ……明らかに異常だ。寝ていないわけではないのかもしれないが、それはもう「睡眠」というより「気絶」に近い。


 つまり……徹夜、か。


「寝てない、のか。いつから?」
「えっとー……三日の夜、から」
「三日三晩もか!? 無茶しすぎだろ、お前!」
「だって、仕方ないじゃん。まだまだ勉強足りないんだからさ」

 さも当然、といった風に、やつれた律は言ってのける。……一理は、ある。客観的に見て、律のレベルは未だ、第一志望に届いているとは言い難い。受験まであと一月前後、というこの時期に、律が焦り、根を詰めて勉強するようになるのは無理からぬこと、と言える。

 しかし――

「ほら、行こうぜ。古文教えてよ、澪」
「あ、ああ……」

 その熱意は、好ましい。好ましくはあるのだが、不健康であることには変わりない。律の纏う鬼気に押され、律のあとを付いていく澪は、ふらつくその足取りに、一抹の不安を感じざるを得なかった。









「だから、ここが掛詞になってるんだよ。それで、この歌自体が二重の意味を持つようになってて」
「あー、……そっか。気付かなかった……」

 消え入りそうな声で、律は澪から教えてもらった知識を赤本に書き込んでいく。二人が、隣り合って勉強を始めてから三十分。古文の教授を始めた澪は、しかし、律にはらはらさせられっ放しであった。

「……っと」

 かたん、と、音がなる。律が赤ペンを落とし、それが机に当たったのだ。
 ……これで、三回目である。

「おい、律」
「ん?」
「少し、休んだほうがよくないか?」

 既に、手元が怪しくなっているのだろう。状況から見て、寝不足の影響と言っていいはずだ。律はよく澪の解説を聞いてくれているが、流石にこれ以上は澪が不安になる。

「いや、いい」
「いいって、お前」
「いいんだよ。続けて」

 律は、澪の目をじっと見つめ、そう訴える。充血気味の眼、そこに、冗談の色は一切なかった。
 ただ、真剣な眼差し。何が、その眼差しの裏にあるのか――――は、考えるまでも、ない。そのことを悟った澪に、それ以上の反論は出来なかった。

「……次は、本文な」
「ん」

 澪は、少し顔を赤くして、視線を問題文に移した。「決意」したときの律の顔に、澪は弱い。直視できない、と、言えばいいのか。嫌いである、とか、そういう感情でないのは確かなのだが、とにかく――

「だから、ここは係り結びになってるから、最後は連体形なんだよ。分かるか?」
「あー、……連体のこそ、ね」
「そうそう。だから、この問題の答えは、分かるか?」
「うん」

 問題文、線の引かれた箇所を分析し、設問への解説にする。難関の大学に例外はあるが、大抵の大学において、古文は文意を取るだけでなく、細かい文法の分析が直接問われる。澪の見る限り、律は「なんとなく」大意を取ることは出来ているものの、詳細な分析はからっきしダメなようだった。

 問題文の分析だけじゃなくて、大切なポイントだけでも一度叩き込んでおいたほうがいいかもしれない。問題文を目で追いながら、古文のノートをコピーして、と、頭の中で澪は律の勉強プログラムを組み立て……




 ごと。




「……?」




 ……次の瞬間。
 そんな音を、左手に聞いた。




「り、……」


 問題集から、澪は視線を移し。
 そして、その音の正体を、何が起こったかを、澪は悟った。


「律!」


 視界に入ったのは、机に突っ伏した律の姿。小さくなかったあの物音は、律の額が机にぶつかった音。
 律は――限界を、迎えたのだ。


 遅れに焦り、取り戻そうと頑張り。
 結局、頑張りすぎて……。


「……、……」
「……ったく、ホントに……」


 ……だが、これも律らしい、か。

 その努力の所以を想像すれば、澪に彼女を責めることなど、出来ようはずが無い。
 むしろ、その姿がいじらしい。

 昔から、ずっとそうだ。向こう見ずで、まっすぐで、一生懸命で……。

「仕方ないやつだな」

 どこまで行っても、世話のかかる。そんな律に付き合ってやれるのは、自分くらい、だろう。
 澪はその「世話」を焼くため、自分の席からそっと立ち上がった。









「んあ」


 目を開けて、最初に映ったのは天井だった。
 自分の部屋……では、ない。けど、この天井を知っている。見慣れた、と言っていいほど、ここにはよく来ているから。


「……ああ」

 寝落ち、か。律は、すぐにそう理解した。部屋のメイン照明は落とされて、灯りは澪の机のスタンドのみ。きっと、澪が気を利かせてくれたのだろう。

 本気になって、ほとんど三日徹夜して、勉強し続けて。……冷静になれば、すぐに「根を詰めすぎ」と分かろうものだ。律は自分の無茶の気恥ずかしさを、苦笑いでごまかした。


 どうやら、ベッドに寝かされているらしい。額には、ひんやりした感触がある。わざわざ自分を寝かしつけて、おでこに冷感シートまで貼ってくれたのは誰か、それは、考えるまでもないこと。

 顔を左に向ければ、ヘッドホンをつけて勉強している澪が見える。……まったく、どこまでかっこ悪いのか。古文のコツが掴めなくて、さりとて捨てて受験を乗り越えられるわけもなく。最後の手段として澪にすがりついた挙句、寝落ちとは……。

「……?」

 しかし、どれくらい寝ていたのだろうか。今日は、もともと雪のちらつく曇り空。暗さは起きていたときと変わらず、時間がはっきりしない。ただ、頭が幾分かすっきりしているのは確か。やはり、睡眠は大切……これは、大きな教訓となる。徹夜を続ければ、判断力も学習能力も劇的に低下してしまうことを、律は思い知らされていた。


「お?」


 と。集中してしばらくはこちらに気付かないだろう、と思っていた澪が、不意に律のほうを向いた。
 ふわっ、と、澪が笑顔になるのが見え――その表情が、どことなく、眩しい。


「律、起きたか」
「……」

 なんとなく気恥ずかしく、律は顔の半ばまで布団を引っ張り上げた。
 そんな律の様子を見てか、澪は椅子を立ち、ベッドの淵に腰掛けて律の顔を覗き込む。

「ん?」
「……ごめん」
「何が?」
「いや……」

 顔を近付ける澪、また少し、ほとんど目の近くにまで布団を上げる律。

「……迷惑、かけたし」

 目を逸らしながら、律はそう呟いた。勉強を教えてもらう、というだけでも、澪の集中を妨げる気がしていたのだ。それに加えて、あの醜態――律は、ただ恥じ入るしかなかった。

「……ぷっ」

 そんな律の様子を見て、澪が少し吹き出す。

「……な、なんだよぉ……」
「柄にもないな、全く。睡眠不足で弱ってるのか?」
「……かも、しんない」

 実際、そうだし。律はそう思いながら、顔を赤くする。
 澪は、そんな律の頭に軽く手を載せ、静かに聞いた。

「どうしたんだ、急に。焦りすぎだぞ」
「……だって」
「……だって?」
「……そりゃ、……同じ大学、行きたいし……浪人したら、梓に笑われる、し……」
「……ま、そうかもな。それはそれで、面白そうだけど」
「面白がるなよぉ……一応、先輩なんだし……これでも、真剣、なんだぞ」

 消え入るような声で呟く律に、澪もまた、小さい声で、耳元にささやく。

「全部、分かってるよ」
「へ?」
「律が本気だってことくらい、分かってる」
「……」
「だから、気にするなよ。勉強もしっかり教えるから、さ」
「……澪」

 ……こういう時、「持つべきものは友」という言葉が、胸に響く。頼れば、応えてくれる。律の横に居てくれる澪は、いつも、どこまでも、優しい。

 その言葉に、勇気付けられる。もしかしたら、間に合わないんじゃないか、と、不安に囚われていた自分を、叱咤しなければいけない。きっと、唯が、紬が、……そして、澪も、皆同じことを考えているはず。……梓は、また来年、同じことを、考えてくれれば、とても嬉しい。


 とにかく、一緒の大学に行くんだ。
 不安になって、立ち止まっている場合じゃない。


「……よっしゃ!」


 体の中から、力が湧いてくる気がした。
 律が、そう気合を入れ――


「やるぞ……、って」


 ――布団を跳ね除け、体を起こそうとしたその瞬間。


「ダ、メ、だ」


 律の額に、ぴたりと、澪の綺麗な人差し指が当てられた。
 気勢を削がれた形になった律は、もちろん不満を抱く。

「……なんで?」
「まだ一時間しか寝てないんだぞ。もう少し休まないと、また倒れることになるだろ」
「でも、大丈夫……」
「なわけ、あるか。ほら」

 律が跳ね除けた布団を、澪がもう一度、丁寧にかける。

「焦って体壊したら、元も子もないぞ。一回寝て、それからだ」
「……う……」



 でも、と、もう一度、律は抗弁したかった。不満げな、そんな律の表情を見取ったのか、澪はそのまま、自分の手で律の目を覆う。

 ……とても、あたたかい。
 澪の体温と一緒に、彼女の気持ちまで伝わってくる気が、した。


 自分のためを想ってくれている忠言。それをふいにするのは――きっと、良くないことだ。


「な?」
「……分かった」
「うん」

 澪の手のひらの下、律は親友の言葉を受け入れ、目を閉じた。その瞬間、ふわり、と、心地よい眠気が、律の体に広がっていく。

「……起きた、ら……」
「ああ。一緒に勉強しような」
「……ん」


 澪に見守られて、眠りに落ちる心地よさ、か。何度目になるか、なんて、数えてもいないけど、昔からそれは変わらない。

 今回は、更に格別。優しさに触れて、これ以上の心地よさはない。


「……澪」
「……ん?」
「……ありがと、な」


 ぽつり、と、白くなる意識の中、律はそう呟いた。

 今、澪に伝えたいこと。
 誰よりも近くにいる彼女に、律がずっと想っていること。

 感謝を。ただ、その側に居られることを幸せに思いながら、律は静かに、眠りに入っていった。



 了





 というわけで、律澪小説第二弾をお送りしました。期間的には「初詣直後」ですね。受験生を経験した身としては、焦り始めて、寝ているのに夜中に不安で飛び起きたりするような時期……と、記憶しております(笑)。りっちゃんたちがどんな受験勉強生活を送ったか、細かい描写は無かったように思いますので、そこを「律澪」で妄想してみました。

 唯さんと律さんはかなり遅い時期に勉強をはじめたので、それなりの難関と思しき「第一志望」合格にはそれこそ血のにじむような努力をしたのではないかなー、と思っていたりするのです。受験勉強は当に、どれだけやっても充足感を得られない「ゴールが見えない戦い」ですので、尚更に。しかし、そこは「軽音部」。恐らく、互いに支え合って乗り切ったのではないか、と思う次第ですね。 このSSは、そんなワンシーンを表現してみたつもりです。それっぽく、あと、そこはかとなく甘くなっているといいのですがw

 なお、題名は完全に遊びです(笑)。仮面ライダーWの主題歌「W-B-X W-Boiled Extreme」をもじりました。このライダー、二人でひとつのライダーになるのですが、律澪でやったらいーじゃん!などと考えておりましてw この曲のインスト版を延々かけて編集していた途中にふっと思いついて、そのまま題名にしてしまいましたw


 それでは、お読み頂きましてありがとうございました!



 面白ければ是非w⇒ web拍手


 書架へ戻る
 玄関へ戻る