……何か、おかしい。
確実に、変だ。正直、それは間違いない。なぜなら、普通ならこんな感覚を覚える筈がないから、だ。
「いやいや、まさかね……」
しかし、認めたくない。認めてやるものか……、……認めたら、負けだ。
そうだよ。節々が痛いのも、頭がぼーっとするのも、春先で薄着をしているわけでもないのにやけに寒いのだって、気のせいだ。
そうだ。それが事実なんて――、――そんなの――絶対、おかしいよ。
「……げほっ」
……違う。今のは、咳じゃないよ。
あはは、御冗談を……、のどがいがらっぽいなんて、そんな、
「ごほ、ごほっ」
……いや、そりゃ、人間たまにはせき込むこともあるし、ね。
そうそう、そういうこと……、
「……、……さむ……!」
……うん、そう。
そんなに強くない風に思いっきり身体全体震わせて、しばらく悪寒に耐えなきゃいけないことだって、よくあるある……。
……いや、ないよ。
そろそろ、認めてもいいんじゃなイカ。
本当の状態と、向き合えますか?
昼過ぎに自覚してから、ずっと「そう」なんだから。
「……違う――まだだ!」
いや。そう、まだ――まだ、今はその時ではない。その時など、永遠に来ない。終わりのないのが終わり、それがなんとか、って、どっかの漫画でも言ってたじゃないか!
そうだ。ここで、それを認めるわけにはいかない。
……なぜなら。
彼女に、心配掛けたく、無いじゃないか。
それも、僕自身の風邪で、なんて……余計な、ことで。
「ただいまー……」
「おっ、おかえり、――、……?」
玄関を開けて、ちょうど玄関に居た杏子さんの元気な挨拶を受けた直後。その場に、妙な空気が漂った。
いつものように、杏子さんの出迎えを受けられて、とても嬉しい――が、しかし。彼女の表情を見れば、なんとなく、その「微妙な空気」の原因が分かる。
……というか、え、なに。
そんな、見た目で分かるくらいヤバいの、自分。
「……おい」
「……はい」
「おまえ……」
怪訝そうな顔の杏子さんが、低く声を発する。どんな音でも、彼女の発する声は耳に、魂に心地良い――でも、節々は、痛い。そんな自分の状態を、なんとか苦笑いでごまかしている僕なのだが――
「ちょっと、待てよ……」
「……杏子、さん?」
杏子さんの急接近に、鼓動が急に早まった気がした。
そう、文字通りである。杏子さんは急に、僕に顔を近づけてきて――、いや、ほんと、こうして間近に見ると一層、彼女は綺麗だと思うんだけど……。
じゃ、なくて。
「……」
「……!」
ぴたり、と、杏子さんは、僕の額に、自分の額をくっつけた。
そして、そのまま一秒ほど経った後。
「……凄い熱じゃねーか、お前!」
「……?」
驚きを含んだ声で、彼女は、そう口にした。
いや……それはもしかしたら、貴女の顔が近くに在るからかもしれません杏子さん。
と、冗談はさておき。ばれた、か。「熱」。そう、ウイルスが身体に侵入した時、なんとかそれを排除しようと身体各部門が頑張って発してしまう、アレ、だ。
認めよう。杏子さんにも言われたし。僕は、風邪をひいた。はい。本当の自分と向き合いました。僕って、ホント馬鹿……まさか、風邪貰ってくるなんて、ね……。まだ、体温測ったりはしていないけど。――というか、コレ、感覚としては、結構、かつてなく、ヤバいんじゃないか、ってくらい、――だったりするんだけど、実際、どうなんだろう、そこのところ。
「……ばれました?」
「ばれねーわけねーだろ! そんな顔色悪くて、しんどそうで……!」
……ああ、そう、言われたとおりだ。身体が、しんどい。それも、「極めて」という副詞を添え奉りたくなるほどに。しかし、それに彼女が気付いてくれたのは――嬉しくもあり、心配をかけて、遺憾でもあり――なんとも、複雑な心境、だ。
とはいえ、ばれてしまったのは、もう仕方ない。後は、彼女に、なるべく心配をかけないようにしないと。
「……でも、『熱』っていいますけど、熱いっていうより、どっちかというと寒い、んですよね。春先なのに」
「そりゃ『寒い』んじゃなくて、『寒気』だ!」
……だから、精いっぱいのジョークをぶち上げたつもりだったんだけど。強い口調で、窘められてしまった……彼女のほうが年下なはずだけど、ほとんど年上の姉か、母か、そんな印象さえ受ける。それが、彼女の素晴らしいところである。
「で、ですよねー……」
「そうだよ! そんなになるまで、なんでほっといたんだ?!」
「いやー……朝は気付かなかったんですよねー……昼過ぎてから急にぶわっと……、あ、これはホント、ですよ……?」
「お、おい!」
とにもかくにも、靴を脱いで、玄関に上がろう。まず腰を下ろさないと、身体がもたない。
そう決めた僕は、そんなことを呟きながら、靴を脱ぎ、玄関に上がり。
ほとんど同時に、大きく、バランスを崩した。
……あ、やっぱこれ、結構深刻なのかもしれない。
『良かった、家に帰るまでに倒れなくて』。
そういうレベルぽいね、コレ。
――そして。
「……あー……すみません、杏子さん」
「バカ、謝ってる場合じゃねえよ! とにかく、横にならないと……!」
ふらついた僕を、受け止めてくれた杏子さんに、謝りながら……いい匂いだなあ、とか、柔らかいなあ、とか、そんな本能的感覚と、手間をかけさせちゃたな、という、理性的な申し訳なさがせめぎ合って、ちょっと苦しい。
「おい!」
「…………」
とはいえ、そんな心地になったのも、ごく一瞬。……んー、まずいな。杏子さんの声が、どこか遠い。
杏子さんに身体を運ばれる、そんな感触がある――ああ、うん。でも、それが、確かな知覚として得られないくらい、ということは――どうやら、僕は。
久々に、意識を失うか、眠るか、分からないくらい、思いっきり、これ以上ないってくらい、悪質な。
風邪を、引いた、らしい、――……
「ほんっと、馬鹿だな……こいつ……」
タオルを絞りながら、杏子はぽつりと呟いた。
その言葉は、極めて荒い、と言っていい。
ただ……彼女の表情は、その言葉に似合わないものだ。不安げに、心配そうに、ベッドに横たわる彼の表情を、覗き込んでいる。
「倒れるまで無理する、とかさあ……」
氷水を張った洗面器を用意して、予備のタオルも持ってきた。既に、氷枕は彼の頭の下に敷いてある。これで、熱冷ましの準備は整った。幸い、スポーツドリンクの買い置きもある。熱冷まし、水分補給の意味で、本当は今すぐにでも飲んでもらいたいところだが、熟睡している今、起こすのは得策ではない……ような、気がした。起きたら、まず、めいっぱいスポーツドリンクを――と、そうだ、お粥とか、あったほうがいいような……。しまった……作り方、調べときゃよかった……。
――など、など。
杏子は、色々と巡る思考を整理しながら、ベッド隣の椅子に、腰を下ろした。
寝かしつけた彼の顔は、熱のせいか、いつもよりずっと赤い。
「心配、かけんなよ……もう……」
一定の呼吸。それが、少し苦しげに聞こえる。気のせいでは無く、実際に辛いのだろう。気を失った彼を着替えさせるとき、測った体温は39℃を少し越えていた。それで苦しまない人間は、多分居ない。
「心配」、その表現も、きっと正しいのだろう。そこに別の要素を見つけるとすれば、あるいは、『心細い』かもしれない。彼女が、「一人」では無くなった、今。かつて、想像もしなかった感覚。いや、「永らく、忘れていた感覚」というのが、正しいのかもしれない。
……こんなにも、側に居るのに。
心は、互いに、繋がっていない。
杏子の不安な、心配する想いは、朦朧とする意識の中にある彼には、届いていないだろう。
それを、確かめる術も、彼女は持ち合わせていない。
「……」
孤独の冷たさも、想い合う温かさも、杏子は知っている。苦しんでいる彼に、ここに居る、と伝えたい――でも、それが果たせないもどかしさ。
そこに不安が入り混じり、少しずつ、大きくなっていく。
「……大丈夫、だよな。なあ……」
一度、負の方向に動き始めた思考は、止まることを知らない。ただの風邪、ではなかったら……? このまま熱が40℃を超えたら、それを心配しなくてはいけないだろう。もしかしたら、酷い病気、なのかもしれない、し。――それに。
――もし。
それが、生死に関わるような、ものだったら……?
「っ……」
そんな筈は、ない。意外と、人間はしぶといもの。死ぬ時は死ぬけど、どん底でも這いつくばって生きて行けたりもするし――だから、大丈夫。
そう、考えようとしているのに。
……そう、考えないと、いけないのに。
――どうして、あたしは。
逆に、逆に、考えてしまうんだ……?
死を、「消滅」を、見過ぎてしまった、から、か。
消えては点き、点いては消える、「その」イメージ。
それは、彼女が、絶対に見たくは無い、光景。
……吐き気がする。それは、唾棄すべき想像だ。自分が、そんなことを、考えること、自体が、間違っている。
そんなこと、起こりっこない。
絶対に、大丈夫、な筈。
そう、言い聞かせても、言い聞かせても、言い聞かせても、――
「止ま、れ……!」
杏子は、心臓を抑えて、呟いた。
――いくら、言い聞かせても。負の螺旋に囚われた思考は、ベクトルを変えることは無い。
彼女は、ベッドサイドのテーブルに突っ伏し、自分を呪うように、呟き続ける。
「もう、……やめて……くれ……」
「それ」を。
そんな、光景を。
「死」を。
大切な人の、終わりを。もう。
あたしに、見せない、で……――
「……」
ふっ、と、目が覚めた。
夢を見ていた……ような、気がしないでも無い。ただ、それも定かではない……というより、全てがあやふや、である。寝起きだからか……いや、それだけじゃないな。熱も原因のひとつ、と考えていいだろう。
そこから、じわじわと、感覚が戻ってくる。身体の節々と、咽喉の痛み。寒気、その他諸々。どうやら、身体の調子は、僕史上でも相当類をみないほど悪い、そんなことを教えてくれている。そんな、風邪の諸症状のデパートと化した身体に苦笑しつつ、僕は、額と頭の下に、冷たい、心地よい感覚を覚える。……これは、濡れタオル、と、氷枕……か。
「……杏子、さん?」
誰が置いてくれたのか、答えはひとつしかない。と、思い到ると同時に、気配を感じて、首を少し傾けた。
「――」
想像通り、そこには杏子さんが居てくれた。ただ、なんと言ったらいいのか――普通の雰囲気じゃ、無い。僕の声に反応したのか、彼女は顔を上げて、こちらを見てくれているのだけど……
……涙ぐんで、いる、のだろうか……?
「あ、……」
「大丈夫、……ですか?」
風邪の身にも関わらず、こちらからそう声をかけてしまうほどに。それくらい、彼女は、憔悴しているように見えた。自信に満ちた勝気な彼女でも、二人きりの時に見せてくれる、優しい、あるいは、甘えん坊な、彼女でもない。杏子さんは、今まで見せてくれたことのない表情をしている。そう、評していいだろう。
「……ば、」
「……?」
……だから、不安になって、そんなことを聞いてしまった。
放っておいたら、そのまま、折れてしまいそうな。そんな気がして。
……ただ。
「バカ……野郎!」
……返答として帰ってきた言葉は、とても、そんな「弱さ」を感じさせるものでは、無かったのだが。
涙を拭って、立ちあがった杏子さんは、怒りの表情を見せて、僕に半分覆いかぶさるような格好で、顔を寄せて、胸倉を掴んで、きた。
うん。……怒った杏子さんも、綺麗で、凛々しいし、間近で彼女を見られるのは嬉しい……んだけど。その怒りの理由が、まだ僕にはつかめていなかったり。
「……え、と……」
「大丈夫、って、こっちの台詞だ! あんなに、苦しそうにして……今もだろ! 顔赤いし、息も荒いし、汗もかいてるしっ!」
とぼけた声を出してしまった僕に、杏子さんはまくし立てる。……確かに。熱はあるだろうし、咽喉が痛いから息もしづらいし、汗で着衣が濡れているのも認識している。
ただ、風邪なら当然の症状、だとは思う。少々、普通のよりキツい気はするけど。
「あの、杏子さん……?」
「大体、無茶し過ぎなんだよっ! 熱があったら休むだろ普通!」
いつしか、ほとんど涙声になりながら、杏子さんは続けた。
ほとんど、罵倒の勢い。……ただ、そこに籠められた想いが、少しずつ、僕に伝わってきた気がした。
……想像が、間違っていなければ、だけど。
「す、すみません……急に悪くなって。お昼までは大丈夫だったんですけど……」
「馬鹿野郎……辛いと思ったら、すぐ帰れよ! 身体が一番大事だろ……そこで無理しなくても、いいじゃねえか……!」
……なるほど。やはり、外れてはいなかった、ようだ。
そうか……そういう、怒り、だったのか。
その怒りは、ただ、叩きつける類のものじゃ、ない。
こちらを心配して、彼女は、そう言ってくれている。
うん。それは、とても、嬉しいことだ。
僕の軽率さが招いた、杏子さんのお叱りだけど、そこを素直に嬉しいと思ってしまうのは……む……不謹慎、だろうか。
「心配、したんだぞ……! 苦しそうだったから……すごく……!」
顔を伏せて、続ける杏子さんを見て、同時に、申し訳なくも思う。やっぱり、心配をかけてしまった。実際、苦しいし、長引くかもしれない、なんていう予想もしているけど――苦しそうな顔を、見せるわけには、いかないな……そして、風邪なんて、ひいちゃだめだよ――
「……」
「……?」
な、と。
そう、改めて思ったところで、杏子さんが、顔をこちらに向けた。
目と目が、合う。少し涙目な杏子さんは、まだお怒りの模様……無理もない。
ただ――その次の言葉は、全く予想外で。
「――苦しそうにしなきゃ大丈夫、とか思ってるだろ」
「……!」
杏子さんが低く、そう呟いた。びくっ、と、背中が反応する。実際、彼女の言葉に近いことを、僕は考えていた、からだ。
「心配かけなきゃいい、とか」
「……!」
「風邪をひいてしまって悪かった、ひかないようにしよう、とか」
ずい、と、杏子さんは顔を近づけてくる。図星だ。……流石、魔法少女。腕っ節だけじゃなくて、洞察力にも長けている、というのか……!
「思 っ て る 、 んだろっ!」
「……は、はいっ!」
全力で、肯定してしまった。この剣幕を前に、方便を述べることの出来る人間など居るだろうか、いや、居まい。それ以前に、彼女には嘘をつきたくない、というのもあるんだけど。
と、それはともかく。
杏子さんはこちらの首肯を見るや、大きくひとつ溜息をついて、
「……ま、そんなこったろうと思ってたけどさ」
「そう、なんですか?」
「ん。そりゃ、ね。あんたのことくらい、分かるよ。でも、違うんだ。そうじゃないんだ……」
今度は、少し、微笑んで。
穏やかな、どこか、ほっとしたような声で、続ける。
「そういう時は、無茶をしないで、さ……あたしを頼ればいいんだよ、ってこと。な?」
「……あ……」
「一人じゃない……だろ? あんたも、あたしも」
ぽん、ぽん、と、肩に添えた手が、僕の身体を優しく叩く。
……そうか。
うん。そうだ。
分かっていなかったのは、僕だった。
大切なのは、一人で、色々と困難を抱え込むことじゃ、なくて。
「……そうでした」
「……分かったか?」
一緒に歩いていこう、と。
そう決めた人と、支え合うこと、だったんだ。
彼女も、僕も、一人では無い。
その意味が、そこにある。
辛くなれば、素直に、彼女を頼って、無理をしなければいいだけのこと。
その単純なことを、僕は忘れていた。
怒られても、仕方ないな、これは。
「だから、ゆっくり休みなよ。あたしが回りのこと、全部やっとくから」
「……杏子さん」
「家事見習い、ってな。ちょうどいい機会だ」
にやり、と微笑む、いつもの杏子さんが、そこに戻ってきている。
……いや、この認識も、改めないと。どの杏子さんも、杏子さんだ。たまらなく愛しい、大切な人。
こうして、僕に笑顔を見せてくれることは――とにかく、幸せだ。そう感じることが出来る人と、巡り合えたことが、ただ、嬉しい。
「杏子さん……!」
「……ん?」
……その、たまらない愛おしさを、表現しようと思って、僕は、彼女の身体を抱き寄せようとして――ふと、吾に還った。
こみ上げる、全身の悪寒。
そうだ――僕は、風邪を、ひいているんだ。
「す、すみません! 伝染ったら大変ですし……じ、自重します!」
「……ふふ。なんだ、……あんた、そんなこと気にするんだ?」
抱き寄せて、すぐ離して。そんな僕の様子を、杏子さんは、面白がっている……の、だろうか。
いたずらっぽい笑みを浮かべて、彼女は――今度は、自分から、――両手を、僕の首に、回してきた。
「こーの、小心者」
「……仰る通り、です……でも、大切なこと、ですから」
「バーカ。流れってもんがあるだろ? 世の中……」
「え、……」
「――」
そして――、とても、とても、柔らかい感触を、僕の唇が、覚える。
さっき、やろうとして、出来なかったことを、杏子さんは、あっさりと――その壁を、越えてきた。
最初から、存在しなかった、と、堂々と、宣言するかのような、力強さと。
「……っ」
「……」
想いが、伝わってくる。
……嗚呼。
本当に、僕は。この人には、敵いそうもない……。
「……さて、と」
「――」
数秒の、キス。心が落ち着いて、痛みも、苦しみも、一瞬、遠くに置いてきたかのような、心地になる。
「ポカリ持ってくるから、ちょっと待ってな。風邪の時は水分と栄養が基本、だからな」
キスを終えた杏子さんは、勢いよくベッドから飛び降りて、冷蔵庫へと向かって行った。
……夢でも、見てるんじゃないかな、というくらい、幸福な、風邪ひきの夜。
多少、どころではない調子の悪さは、今も確実に身を蝕んでいる――けど、そこには確かに杏子さんが居て、僕が居て。
そう、こんな夜も、悪くは無い。
一人じゃなくて。彼女と、一緒に、居られるのなら……。
というわけで、魔法少女まどか☆マギカ、佐倉杏子さんのSSをお送りいたしました。杏子さん可愛いよ杏子さん。
この前のページにも書きました通り、巷で一番人気のカップリングとは毛色が違いますが(笑)。杏子さんを幸せにしてあげたいんだよッ!というその意志が、ここまで突き動かした感じ、ですかねw
イメージとしては、ウチの七咲さんSSと同じ感覚です。主人公が誰、というのは、特に決めていません。ぼんやり考えていることはなくはないですが(笑)、あくまで「読者諸兄」が主人公、と思いつつやっております。
にしても、杏子さん良いなあ……。色々食べさせてあげたくなりますし、何より、その孤独を癒してあげたくなる、と言いますか。フラグ立てまくって退場してしまわれた時は、どうしていいか分らないくらい取り乱したものですよw 最終的にああなったわけですが、このSSは『ああなった』ところから先の話、と思って頂ければ。
そんなわけで、ネタも色々ありますし、あまりこういう組み合わせを見かけないですし、「なら自家生産!」という想いもありますので、今後もぼちぼちやっていこうかな、と思っていたりもしますねw お楽しみいただけましたら、幸いです!
それでは、お読み頂きましてありがとうございました!<(_ _)>
面白ければ是非w⇒ web拍手
書架へ戻る
玄関へ戻る
|