「という、可能性を見てな」
「お、おう」
庭で元気にお子様サーヴァント連やセイバーライオンたちと遊ぶセイバーを愛おしく思いつつ、そして何故か与太話を延々と語る黄金英雄王に適当な相槌を打ちつつ、士郎は首をかしげていた。いや本当、どういうことだ。何を見たんだ、この王様は。
「何、語らねばこの頭痛は収まらんと思っただけのことよ。新たなセイバーの勇姿を想像できただけでもありがたいと思え、雑種」
「お、おう」
春の陽気が、そうさせたのか。何か、変な情報が彼の千里眼に引っ掛かったようであった。としか、言いようがない。世の中、やはり不思議なこともまだまだあるものである。
(KAN−SEN、なぁ)
はて、さて。想像もつかない存在ではある。
それは、それとして。
(そのセイバー、カッコいいよな、絶対……)
そんな彼女も、見てみたい、等と。
そんなことを想いつつ、手ずから淹れたお茶を頂く。
とある、平和な土曜のお昼。
今日も今日とて、衛宮邸は平和な空気に満ちている。
了
いや、びそくぜんしんっ!見てたらそんな電波を受信したので……。
という今年のエイプリルフールでした。
実際コラボ適正相当高めだと思うんですけどね? ないかな???(笑)
お楽しみいただけましたら幸甚です。
それでは、また<(_ _)>
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